(2)研究への参加をお願いする理由 精度の高い肌質診断器で測定を行った方に研究の参加をお願いしています。
Hadabonアプリにて顔画像の撮影を行い、AIにて出力する結果が、肌質診断器の結果と異ならないようにチューニングを行い、最終的に前記の目的を達成します。
(3)研究方法 ・肌質測定器で肌質測定を行った方のうち研究参加に合意した方に対して、Hadabonアプリ上で同意をして頂きます。本研究における共同研究者Aquaage社が開発したスマートフォンカメラアプリHadabonにて自身の顔を撮影していただきます。そののちアプリケーションの使用感や表示内容に対するアンケートに答えていただきます。
研究参加時には特定されない将来の研究に試料・情報が利用される可能性があります。また情報を無名化(匿名化)処理を行ったデータを他の研究を行う機関に提供し、提供時には特定されない将来の研究に情報が利用される場合があります。
(4)研究終了後における研究対象者への対応研究終了後、薄謝をお渡しします。複数回参加した場合も1回のみです。
(5)実施計画などをさらに知りたいとき
希望があれば、差し支えない範囲で研究計画の内容を見ることが可能です。
(6)研究対象者にもたらされる利益及び不利益(起こり得る危険・不快な状態)
この研究に参加した場合、Hadabonアプリの継続的な利用が可能です。また薄謝をお渡しします。アプリの表示内容などに不快感を覚えた場合は、研究説明者等のスタッフにお伝えください。可及的速やかに表現について対応し、その結果を報告させていただきます。
研究に参加しなかった場合の対応(他の治療法の有無やその内容)
通常の診療を継続することができます。不利益を被ることはありません。
(7)個人情報の保護
取得したデータは仮名化処理を行い、データ取得医療機関にて保管。仮名化対応表は一時的に取得医療機関で保管しますが、個人情報管理者に送付した後、原本は消去します。個人情報管理者により仮名化データは単一ルールID化を行った後、機械学習精度を落とさない範囲で属性除去、一般化を行う手法で無名化され、本人の個人情報が全く判別できない状態にします。無名化したデータはAquaage社(別途情報の管理に関して共同研究契約及び秘密保持契約締結済)に暗号化してアプリの機械学習を行うため渡されます。
(8)研究情報の開示
研究対象者らへの開示について分析結果はHadabonアプリを通じて本人にのみ表示します。
研究情報の公開方法、また研究結果の公表 研究の成果としての論文発表や学会発表はHadabonホームページ上で公開します。
研究から生ずる知的財産権について
特許等の知的財産権が生じた場合は、研究者と研究機関がその知的財産権を持ちます。
研究に利用した試料、情報の保管・廃棄方法について本人や個人情報との照合が全くできない状態に無名化を行った後期間を定めず研究チームにて将来に渡って保管します。
(9)研究用の検査・治療の費用について 追加の費用はかかりません。
(10)有害事象・健康被害発生時の対応等
有害事象とは、本研究との因果関係の有無に関わらず研究実施中に発生した好ましくない又は意図しない傷病若しくはその徴候(臨床検査値の異常を含む。)をいいます。有害事象時は最善の医療措置を実施しますが、健康保険での対応を原則とします。
(11)モニタリング・監査 モニタリング、監査は行いません。
(12)研究資金・利益相反
本研究は、研究責任者が計画、実施し、データ及び評価に最終的な責任を負うことを前提として行われるます。本研究に用いるHadabonアプリ及びスマートフォンは株式会社Aquaageから無償で提供を受けます。本研究の実施に関し必要となる株式会社Aquaageのみが所有する技術(機械学習技術)及び情報(既存モデルの出力)の供与を無償で受けます。提供、供与を受けるにあたっては株式会社Aquaageと共同研究契約を締結しています。収集したデータは代表機関である名古屋大学医学部附属病院においてバイアスを排除し結果を公正に評価いたします。仮名化データは単一ルールID化を行った後、機械学習精度を落とさない範囲で属性除去、一般化を行う手法で無名化され、本人の個人情報が全く判別できない状態にします。無名化したデータはAquaage社(別途情報の管理に関して共同研究契約及び秘密保持契約締結済)に暗号化してアプリの機械学習を行うため渡されます。株式会社Aquaageは本研究の研究計画書等の立案、作成及びデータの機械学習に関与し、研究成果及び無名化データは株式会社Aquaageに開示され、株式会社Aquaageは研究成果及び無名化データを厚生労働省、消費者庁、都道府県、独立行政法人医薬品医療機器総合機構その他日本国内の規制当局、又は外国における規制当局に提出し、報告することができますが、論文や学会で公表された場合を除いて広告及び販売促進活動に用いることはできません。
(13) 同意取得時には特定できない研究
研究対象者から取得した試料・情報について、研究対象者等から同意を受ける時点では特定されない将来の研究のために用いられる可能性があります。
(14)研究結果を他の機関へ提供する可能性について
個人情報の取扱い、提供先の機関名、提供先における利用目的が妥当であること等について生命倫理審査委員会で審査した上で、本研究の結果を他の機関へ提供する可能性があります。(1)研究目的・予測される結果 本研究ではスマートフォンカメラで顔面を撮影し、専門医による正確な皮膚科的所見を応答とする機械学習を行い、それに対して適切なスキンケアを提案する技術を開発、実装することを目的とします。
問い合わせ・苦情の受付先
○問い合わせ先説明担当医師
大山 慎太郎(電話052-744-1977、ファックス052-744-1916 )診療担当医師
野田 香菜 (電話0587-24-1331、ファックス0587-24-1333 )
※ 研究内容やそれに伴う疑問や不安に関しては、上記の医師にご相談ください。
○本研究に問題があった場合等、苦情等の受付先名古屋大学医学部経営企画課:(052-744-2479)